言い訳ばかりの人が周囲を不快にさせる理由。心理と解決方法

コミュニケーション

はじめに

この世の中には息を吸うように常に言い訳ばかりする人、いわゆる「言い訳人間」と言う人が存在します。

約束してた時間に遅れる、自分のミスを人のせいにする、注意すると「でも・・・」「しかし・・・」「だって・・・」と言う言葉ばかり。

素直に謝ることで事態が収束するのに、言い訳をいうことで逆に悪化させてしまっていることに気づいていないのです。

そういう人と常に一緒にいると自分がイライラしたり、辛くなってくることがあります。

なぜ言い訳ばかりの人は周囲を不快にさせるのでしょうか?その心理と、解決方法を今回解説していきます。

言い訳とは一体何か?

再度説明します。

「言い訳」とは、自分のした失敗や過失などを正当化するために事情を説明することで、弁解や弁明とも言われます。

「言い訳」には「そうせざるをえなかった事情を説明して、了解を求めること」という意味が含まれており、全ては自分の責任を回避するためにする行動と言えます。

原因を他の人や外的要因に求めたり、過去の出来事や状況を主張したりもします。

例えば、遅刻した理由として、「電車が遅延していたから」という言い訳をすることがあります。このように、自分自身が責任を負うことを避けるために、外的要因を主張することが、言い訳の代表的な例です。

言い訳は、自分自身や他人に対して、誠実さや責任感を欠いていると見られることがあり、信頼を失う原因にもなり得ます。また、自分自身に対しても、問題を正しく認識することができないため、成長や改善の機会を逃してしまうこともあるのです。

言い訳ばかりの人が周囲を不快にさせる理由

言い訳ばかりする人が周囲を不快にさせる理由は、大きく分けて以下の3つに分類されます。

  • 責任の回避

自分自身が失敗したり、何かに責任を持たなければいけない状況に置かれたりすると、責任を取らずに他人や状況のせいにする傾向があります。問題が発生したときにはすぐに言い訳をすることが多く、自分の過ちや不備を認めることができません。

  • 自分自身の正当化

怒られたり、批判されたりすると、「実はこういう事情があるんです」と、自分の行動を正当化するために言い訳をすることがあります。

自分の行動や意見、価値観に対して、自己弁護や正当化し自分は決して悪くないとアピールを行います。

  • 自分自身を守る

自分自身を批判や非難から守るための一種の防御機制を発動しています。言い訳することで自分の立場を守ろうと必死なのです。

そしてこれが真実だと思いますが、言い訳をすることで、相手だけでなく自分自身の心を説得し自分自身を納得させているのです。

言い訳は迷惑をかけている相手に対して不快感しか与えません。悪いことやミスをしたならまずは謝ることが大事です。

言い訳ばかりの人の心理

  • 自分は悪くないという気持ち

これに関しては本当に悪くないかも知れませんし、嘘かも知れないので一概には言えないのですが、嘘だと質が悪いです。自分がやったのに嘘をつくのは完全に逃げています。関わりたくないタイプの人です。

  • 自信がない

自分自身の能力や行動に自信がないために言い訳を行います。何かミスをしてしまうと、どうやって責任を取るべきか分からず、頭の中は恐怖に支配されてしまうのです。

  • 周りの目を気にしてしまう

周りの人たちから非難や批判を受ける可能性があるため、自分自身を守るために言い訳を行います。自分自身が「弱い」と他人に思われることを恐れており、自分のイメージを守ろうと防衛本能が働きます。

  • 嫌われたくない

人間は社会的な動物であり、他者からの評価や承認を受けることが心理的な安定感や自己肯定感につながるとされています。

  • 怒られたくない

言い訳をして自分を正当化するのは心の中で「怒られたくない」という気持ちがあるからです。周囲から批判や非難を受けることを回避できるという期待があるため、言い訳に走ってしまうのです。

言い訳する人への解決方法

  • 謝らせる

言い訳ばかりの人は「謝る」という行為を行いません。何故かと言うと「謝りたくない」からです。状況を理解出来ていないからです。

言い訳をしその場が収まればこっちの物と思っています。あなたは言葉に出して言ってください。「謝って」と。

なぜ謝らなければいけないのかと質問してきたら、状況を冷静に説明します。「あなたのせいで今こういう状況になっています」と。

状況をしっかり相手に理解させた上で「謝って」と言うのです。

  • 相手の言葉を復唱する

相手が言い訳を話し始めたら、黙って聞くのではなく復唱してみましょう。

言い訳をする理由のひとつに状況を理解出来ていないと言うことがあるので、あえて復唱することで自分は今変なことを言っていると気づかせることができるかも知れませんし、言い訳をする人が自分自身の行動を見直すことができるようになります。

相手が気づいていない原因の場所をあえて強調するように復唱することで結果が変わってくるでしょう。

  • 罪悪感を引き出させる

相手の行動が原因で何か悪い結果が生じ、言い訳をし始めたら、以下のことを試してみてください。

悪い結果を伝える・目に見える被害を見せる・犠牲者の話を聞く

自分が逃げるために言い訳をするのであって、当の本人は罪悪感など持っていません。まるで不倫がバレた後に言い訳する男女みたいに。

現実を見せてあげてください。

解決方法が上手くいかなかったら・・・

縁を切りましょう。

そんな人はあなたの近くに置いとくべきではありません。

まとめ

言い訳をする1番の理由は自分を守るためです。本当にその人のせいでないなら言い訳をいうことも頷けますが、そこはしっかり真実を見極めるのが大切だと思います。言い訳を聞く側もそこはしっかり見定めてください。

そして嘘をついて自分を守る言い訳を喋っていると分かったら、解決方法を試し、上手く行かなかったら改善の余地なしということで縁を切りましょう。そんな人は近くにいるだけであなたに害を与えるだけです。

誰しも言い訳をする時もあると思いますが、1番大事なのは謝ることです。忘れないように。

以上、言い訳ばかりの人が周囲を不快にさせる理由。心理と解決方法、を書かせてもらいました。

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