睡眠不足がもたらす自身への悪影響について

健康
出典 藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』

友達と夜遅くまでオンラインゲームをしていたり仕事での残業により睡眠する時間が取れていない方はいませんか?

それ限らずですが、人は睡眠不足になると自身にとてつもない悪影響を残します。その悪影響とはどんなものなのか?

世界保健機関(WHO)は睡眠不足は先進国の流行病だと宣言しているほど問題になっています。

流行病と言われる睡眠不足の悪影響等を著者マシュー・ワーカー「睡眠こそ最強の解決策である」・樺沢紫苑「ブレインメンタル強化大全」を用いて紹介していきたいと思います。

睡眠不足はなぜ悪いのか?

出典 藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』

睡眠不足になると生活習慣病(癌・心筋梗塞・高血圧・糖尿病等)のリスクが何倍も高まると言われています。

知らなかったのですが癌も生活習慣病の一つらしいのです。(肺がんは喫煙習慣が最大の原因、胃がんは塩分を多く取ることなど)

なぜ睡眠不足になると生活習慣病のリスクが高まり病気になってしまうのでしょう?

「人は寝ている間に体を修復する」が答えになります。

毎日の仕事等で体が疲れたり損傷されることで細胞の老化が進んでしまいます。

しかし寝ている時は細胞を修復していくということが体の中で起こっています。

新陳代謝を進めて新しい細胞に置き換える、小さな傷を修復していくことを寝ている時に体がやってくれているのです。

寝ている時は心臓の鼓動も少なく全身が休んでいるので修復をするのにうってつけということですね。

免疫力も主に寝ている夜に働いているらしく、例を上げると体では毎日たくさんの癌細胞が生まれているのですが癌細胞を殺してくれる細胞があるわけです。

そのおかげで癌になることはない。

しかし睡眠時間が短いと癌を殺してくれる細胞は癌細胞を殺しきれないという状況になってしまうのです。

4時間寝る人と8時間寝る人では睡眠時間が2倍違うので睡眠中に癌細胞を殺す数が変わってきてしまいます。

睡眠時間が短く睡眠不足のせいで癌細胞が増えていってしまうということになります。

睡眠はとても大事なんですね。

睡眠をすることにより脳の掃除が行われる

出典 藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』

家の掃除をしなければどうなるでしょう。

足の踏み場もなくゴミは溜まっていきとても汚くて大変なことになりますよね。

脳は寝ている時に大変多くのことを行っています。

例としてはアルツハイマー病の原因物質と言われているアミロイドβタンパクというものを脳脊髄液という水を流し掃除してくれているのです。

これを聞くと分かる通り睡眠時間が短いと脳の睡眠時間は減ってしまい、最悪の場合お掃除が間に合わなくて認知症が発生してしまう可能性があるのです。

成人に推奨される睡眠時間

出典 藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』

アメリカ国立睡眠財団が言うには成人に推奨される睡眠時間は7〜9時間とされています。

しかし自分たち日本人は睡眠時間6時間未満の人が約40%に上るのです。

6時間未満の睡眠が続いた脳は徹夜した脳と同じ程度しか働かないと言われています。

日本人の約40%はこの状況の脳でいつも働いていることになります。

パフォーマンスが落ちるのも納得です。

推奨される睡眠時間7〜9時間はとらないといけないと言うことになります。

睡眠不足の影響は何歳まで残るのか?

出典 藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』

今までの睡眠不足によるダメージはこれから先取り除くことができるのか?

そのダメージは何年後に現れてくるのか?

「科学的に証明するのは不可能」「今からでも遅くないので健康な生活をする」これが答えになります。

睡眠のダメージは、すぐに起きるものではなくいきなり心筋梗塞やアルツハイマー病になることはありません。

睡眠不足を続けていくことにより生活習慣病(癌や心筋梗塞、脳卒中、くも膜下出血等)が40~50代にかけてリスクが上がると言うことです。

悪い生活習慣(睡眠不足・運動不足・タバコ・食べ過ぎ等)の影響などが10〜20年後のツケとして現れてきます。

それが怖いなら今からでも遅くはないのでしっかりした生活習慣をするべきなのですね。

睡眠不足により自分のパフォーマンスが落ちていることを自覚できていない

出典 藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』

睡眠不足によりやらなければいけないことなどの生産性が落ちてしまい、仕事や勉強を長時間しなければいけなくなり寝るのが遅くなり、起きる時間は同じなのでさらに寝不足になってしまう。

そうなると寝不足での出勤や通勤の繰り返しになってしまいます。

そのことにより仕事や勉強の効率が落ちてしまっていてパフォーマンスが落ちているのです。

厄介なことに本人はそのことを自覚できないでいるのです。

睡眠をしっかり取るためにはどうするのか?

出典 藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』

まずはどんなものが自分たちを睡眠から遠ざけてしまうのかを書いていきます。

  • ストレス
  • ブルーライトを含む電気の光
  • 目覚まし時計
  • 暑すぎる寝室

これは誰しもが当てはまることかもしれないですね。

睡眠をしっかり取るためには何をするのか?

  • 夜寝る前の運動はしてはいけない
  • いつも同じ時間に寝ていつも同じ時間に起きる
  • カフェインとニコチンを摂取しない
  • 遅い時間に大量の飲食を行わない
  • 午後3時を過ぎたら昼寝をしない
  • 寝る1〜2時間前にお風呂に浸かる
  • 寝室を暗く、涼しく、スマホ等を触らない
  • 日中に太陽の光を浴びること

このことをしっかり行うことで睡眠不足を改善させ、パフォーマンスを向上させ、病気のリスクが減り、健康を維持することができると言うことです。

まとめ

出典 藤子・F・不二雄大全集『ドラえもん』

人は睡眠不足になると自身にとてつもない悪影響を残します。

睡眠不足になると生活習慣病(癌・心筋梗塞・高血圧・糖尿病等)のリスクが何倍も高まると言われています。

「人は寝ている間に体を修復する」

時間寝る人と8時間寝る人では睡眠時間が2倍違うので睡眠中に癌細胞を殺す数が変わってくる。

成人に推奨される睡眠時間は7〜9時間とされています。

睡眠不足の影響は何歳まで残るかは「不明」。「今からでも遅くないので健康な生活をする」ことがツケを払わなくて済む方法。

睡眠不足によりパフォーマンスが落ちていることを本人は自覚していない。

睡眠をしっかり取るには上で書いたことを1つでもいいので試してみることから。

以上睡眠不足がもたらす自身への悪影響について書かせてもらいました。

紹介

睡眠こそ最強の解決策である

眠ることは人生の重要な側面にも関わらず、現代社会には睡眠不足が蔓延しています。この深刻な問題の解決に向けて、睡眠科学の第一人者マシュー・ウォーカー教授が、つい最近まで解明されていなかった睡眠と夢のパワーについて新しい知見を紹介する一冊。

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