ドラゴンボール 伝説の声優 野沢雅子さんが語る

ドラゴンボール

世界中で絶大な人気を誇る伝説の漫画「ドラゴンボール」。

「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて1984年51号から1995年25号まで連載されてきた。

単行本の発行部数は完全版(2000万部)を含み国内で1億6000万部以上、全世界累計で2億6000万部を記録。

今現在でも最新映画が公開され「vジャンプ」では「ドラゴンボール超」が連載されている。

30年間以上孫悟空というキャラを演じ続けてきた伝説の声優野沢雅子さん。

何を思い、何を語ったのかを記録として残していきたいと思います。

見ていきましょう。

「ドラゴンボール」の初回視聴率は「賭け」をした。

出典元:鳥山明『ドラゴンボール』(集英社

当時野沢雅子さんはスタッフの皆さんと「ドラゴンボール」の初回視聴率について賭けをしたそうです。

当時は「Dr.スランプ」がものすごくブームだった頃。

「あれを超えられる視聴率が取れるのだろうか?」、スタッフの皆さんはそういう考えを持っていたそうです。

その中で野沢さんはただ一人だけ高視聴率は取れると断言。

いざ蓋を開けてみれば高視聴率だということで、初回は何と驚くべき27%。

スタッフには「これからスタートするのに、そんな気弱でどうするの?」と喝を入れたそうです。

最初の悟空がとてもお気に入り。

野沢さんは初期の頃の悟空がとても気に入っていると言われています。

世間知らずで人里離れた場所にじいちゃん(孫悟飯)と二人暮らし、食べ物を見てもそれが食べれるか食べれないかも分からず男と女も股をパンパンしないと分からないのがとても可愛らしくてたまらないと語られました。

改めて役作りをしていない。

野沢さんはどのキャラでも「役づくり」をすることはないらしく、キャラの最低限の知識しか入れないそうです。

悟空の場合は両親がいないこと、じいちゃんと二人暮らし、世の中を全く知らない。

最低限の知識を入れ収録時にマイクの前に立つと素直に悟空になれるということです。

そして驚くべきことに孫悟空の第一声を発した時から現在に至るまでディレクターやプロデューサー、鳥山明先生から一度も声に関して指摘されたことがないということです。

悟空、悟飯、悟天と三役を演じる野沢さんですがスタンスは何も変わらないと言います。

世の中を知らない悟空、両親がいて教育ママに育てられ学者になりたいと夢見る悟飯、自由でやんちゃな悟天。

ここをしっかり理解してベースさえ頭に置いとけば自然と喋ることが出来るということらしいのです。

そういうことを踏まえて野沢さんがお勧めされていることとはアフレコの時点では原作は読まず、収録を終えてから原作を読むという普通とは逆のことをやるという方法です。

どうやら気づきがあるそうで、原作にはない場面がアニメだとプラスアルファされているということに楽しさを感じるそうです。

鳥山明先生が一発で野沢雅子さんを選んだ。

出典元:鳥山明『ドラゴンボール』(集英社

悟空を演じることになったのはオーディションで役を頂いたのがきっかけだそうです。

それを選んだのは原作者鳥山明先生ということを後に聞いた野沢さんは大層びっくりされたそう。

本当かどうかを確かめるべく思い切って聞いたらしく「オーディションのテープを聞いて一発で決めたんです。迷いもなくこの人だ!」との答えが返ってきたそうです。

野沢さんはとても嬉しかったと語っています。

声優という仕事。

出典元:鳥山明『ドラゴンボール』(集英社

子供からファンレターを頂いた野沢さん。

まるでキャラクターと友達みたいに書いてあり、「僕の宝物をあげる」と書いてあったそうです。

子供の宝物というのは人には絶対あげたくないものだと思うのです。

中身を見ると牛乳瓶の蓋とチラシに描かれた気に入った絵の切り抜きだったそうで、それが「声優」という仕事を誇りに思えるようになったきっかけだったそうです。

野沢さんは語ります。

「声優とはキャラクターに命を吹き込むこと。」

鳥山明先生は野沢さんに喋ります。

「何を描こうかと迷った時に野沢さんの声が聞こえてくる、悟空がしゃべっているからどんどん漫画が進む。」

声優としてこんなに幸せなことはない、野沢さんは語ります。

まとめ

今回は伝説の声優野沢雅子さんのことを書かせてもらいました。

原作者の鳥山先生が一発で決めたということ、一回も指摘を食らったことがないということを知りこの人が生きた孫悟空なんだと改めて思いました。

神に選ばれた人間だと思います。

長生きをしてもらいずっと孫悟空というキャラを演じ続けてもらいたいです。

ドラゴンボールも野沢さんも最高です。

以上ドラゴンボール 伝説の声優 野沢雅子さんが語る を書かせてもらいました。

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