はじめに
これまでの承認欲求記事
- SNSで承認欲求が強い人が起こす気持ち悪い行動の特徴と心理の考察
- SNSで承認欲求が強い人が起こす気持ち悪い行動の特徴と心理の考察 2
- SNSで承認欲求が強く抑えられない気持ち悪いモンスターは悪なのか?対処法について
- くだらない承認欲求を捨てる、満たす方法。強すぎる原因と克服について。
- 人は何故認められたいのか?必要とされ褒められたいのは心に闇を持つ人。行動と心理。
今では完全に生活の一部になっているSNS。
元々SNS(Twitter・Facebook・YouTube等)とはインターネット上で、個人同士が繋がれるような場所を提供しているサービスのことを言います。
自分の知らない情報や人に発信したい役立つ情報。こういうのを1人1人が仲良くコミュニケーションを取りながら、繋がれる所がSNSです。
しかし、最近は人と人が繋がるというよりは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という願望を持つ、注目を浴びたくて仕方がない、自分の自己満足を見せつけるだけの投稿が非常に目立ちます。
相手に自己満足を見せつけることを、承認欲求と言います。
そういう人達は別の名で「承認欲求モンスター」「承認欲求の成れの果て」「承認欲求の塊魂」承認欲求を求める者が『更なるSNSでの闘いの円滑化』の為に用意したリーサルウェポンとも言われています。
SNSを触っていると、自分を見せつけたい承認欲求人間の別に見たくもない自己満足の投稿が不可抗力で表示されてしまい、気分が悪くなることも多々あると思います。
何故承認欲求に取り憑かれた人は、そのような気持ち悪い行動を起こしてしまうのでしょう?
今回は承認欲求が強く、承認欲求に取り憑かれた人達の特徴や心理を考察していこうと思います。
気持ち悪いと捉えられる行動とは?
承認欲求モンスター達の自己満足と捉えられる気持ち悪い行動とはなんなのでしょう?
全てではないですが参考までに。
- 本当の自分の顔を隠し、加工で作り上げた偽りの顔を堂々とSNSに上げる自撮り写真
アプリ等で加工した顔を、本当の自分の顔と勘違いしている人達が増えてきていると聞きます。
その気持ちの裏側には、加工していない本当の顔は恥ずかしく他人には見せられないと思っている節があります。
ブラック・ジャックも言っていますが、人間の顔形はどんなものでも個性があります。
その人だけが持っている魅力があるのです。その魅了に気づく人はこの世界には必ずいます。
自分の本当の顔を隠すということは、自分が自分自身を殺したのと同じことなのです。
- 自慢等(自虐風・幸せ・過去や現在の自分の功績・金持ち・不幸)のアピール活動
直接的に金持ち自慢をしてくる人もいれば、自虐風自慢をしてくる人もいます。
「彼女が出来たせいでお金がなくてさあ〜。金ないから飲み会参加できないし、家で過ごすわ」
「彼氏と毎日会えるなんて羨ましい。私の彼氏は、弁護士だから毎日会えなくて寂しいよ」
等の他人からしたら嫌味な言葉をリアルでもSNSでも投げかけてきます。
- お店や人に迷惑をかける映像を撮影、ネットにupしバズらせ注目を浴びたい人達
回転寿司で醤油さしや湯飲みを舐めまわすといった動画、自分のSNSをバズらす為にホームレスの女性に嫌がらせを行う動画を上げ、自分のフォロワーを増やすと言った、頭パラガスの人が出てきているのが現代の恐怖です。
単純に気持ちが悪い。どう言う生き方をしたらそうなるのかが理解不能です。
- 過度に露出したファッションを見せつける、痛い姿をした人
これは単純にその人が持っている「モラル」が関係しています。
簡単に言うとその行動が正しいかどうか、という判断基準を示すときに使う言葉です。
もっと簡単に言うと「モラルが低い」人間と言うことです。
自分の好きな服装で外に出たい、それが例え露出度が高い服装でも。
しかし薄着の自分の肌をジロジロと見てくる人は「見るハラ」や「セクハラ」だ。
見られてもしょうがない服装を自分で選んでいることが分かっていないのと、文句言うわりにはきっちり着ているという「矛盾人間」というのが丸わかりです。
- 自分の方が良い環境にいることを不特定多数の人にマウントを取り、優越感を感じている人
自分の方が環境が良いことや自分自身を高めるために、他人を下げて自分自身を見せびらかすような行動をとることが多いです。
初期のベジータはいい例であり、悟空(カカロット)のことを下級戦士とみなしてクズ扱いしています。
知っている人なら分かるでしょうが後にベジータは悟空のことを天才と認めます。何が言いたいかと言うと、マウントをとっている相手にいずれ追い越される可能性は十分あると言うことです。
承認欲求が強い人の特徴
承認欲求とは誰しもが持っています。SNSでもリアルでも表現の自由というものがあります。
しかし度が過ぎると、人間はモンスター化します。それはただの気持ち悪い行動として捉えられ、白い目で見られる事でしょう。
厄介なのはそのモンスターになっていることを本人は気づいていないことであり、気づくことも出来ません。何故ならすでにモンスターになってしまっているからです。モンスターは自分のことをモンスターとは思いません。
- 自分を見てほしい「かまってちゃん」
ウサギは寂しいと死ぬと言う都市伝説があります。
ウサギの可愛さとは程遠い、醜い承認欲求モンスターにも寂しい気持ちがあります。
自分の姿を他の人に見せることで「他人に見られている」「他人に評価されている」と言う自己満足が生まれます。
「いいね」や「リツイート」をしてくれる人がいるからそんな勘違いしているだけです。見ている人や押している人からしたら、「承認欲求モンスターとはズバリこの人のこと」と周りに宣伝しているだけなのです。評価している・されているのではなく、バカにしている・バカにされているのです。
例
- Twitter等で自殺をほのめかす文章
- リストカットをしている証拠として画像をあげる
- カフェに来て勉強中と言いながら、パソコンと注文した料理を一緒に写すツイートする
- スポーツの応援をしに会場にいるのに、写すのは自分の姿ばかりの人
こう言う人たちの9割は自殺をしません。中には本当に自殺する人もいるので9割です。
勉強しているのを見てもらいたい訳ではありません。おしゃれなカフェで自分が注文した料理を見てもらいたいのと、みんなが忙しくしている時間に「カフェにいる自分羨ましいでしょ」と言う自慢が滲み出ています。
スポーツの応援には興味がありません。見てもらいたいのは悪魔で自分です。
自分を見てもらいたくてしょうがないのです。
- 自分が第1であり、他の人はどうでもいい。自分が気持ちよくなりたいだけ。
承認欲求が強い人は、自分自身が注目され、評価されることを求め、常に自分が気持ちよい状態を維持したい人です。
そのため、自分自身の話題について話すことが多い傾向があり、自分自身が主役であるような話題を選びます。
承認欲求モンスターの心の中では、イチロー選手がインタビューで返答した「「気持ち良かったですねえ。ほぼイキかけました。えぇ、サーセンwww」と家で1人で呟いていることでしょう。
世界のイチローと承認欲求モンスターは全く別次元のレベルなので全然違います。そこはご了承ください。
一方、自分自身が話題の中心でない場合は、自分自身の話題に戻すように仕向けることが多くあり、相手の話は別に興味がないので、聞いているようで実際には何も聞いていないです。
ただ単に性格が悪い。
承認欲求が強い人の心理
全てではないのですが参考までに。
- 悪い意味での身勝手の極意”兆”、身勝手の極意”極”状態
孫悟空が『ドラゴンボール超』で極めた技能・領域は「【身】体が【勝手】に動く程の境地」の身勝手。
承認欲求が強い人が極めているのは単純に「自分の都合のみ考えて行動すること。」と言う身勝手。
孫悟空の身勝手はカッコいいですが、承認欲求モンスターの身勝手はダサいです。そこを間違えてはいけません。
自分自身の欲求や利益を、他人の欲求や利益よりも優先させることがある傾向があります。
例
- グループ一丸となって大きな仕事をこなしている時、1人がミスをしてしまった。
「これはあなたの責任だから、私には関係ない。あなたが何とかして。」と協力することはない。
- 自分が気になっている人を他の人に取られそうになった場合。気になる人にその人の悪口を言う。
「あの人、表ではいい子ぶっているけど、裏では〜で〜らしいよ。」とありもしない嘘を言う。
自分をその人より上に見せることで、他の人にマウントを取られないようにする。
この意地の悪さと言うのは承認欲求に繋がっている可能性が大です。
- 自分に自信がなさすぎることによる不安や恐れ
承認欲求が強い人は自信に欠ける傾向があるとされています。
その理由は、他人の評価に過度に依存しているため、失敗を避けようとするため、完璧主義に陥りがちであるためなどが挙げられます。
他人に評価はされたいけど、自分のありのままの顔では誰も見てくれない。
自分を殺して、失敗がないように加工して、完璧な顔になったら自分の顔をみんな見てくれる。と言う気持ちなんでしょうか?
Twitterから画像を引っ張ってきましたが、能面を加工したらここまで変わります。
もはや別の顔です、左の能面の面影はありません。リアルで人と会う時どうするのでしょうか?
誰かが言っていました。「盛ったら会うな、会うなら盛るな」。
戦わなければ生き残れない
戦わなければ生き残れない!
承認欲求モンスターとは、他人から認められたいという欲求や自分が周囲から一目置かれるような存在でありたいと願いつづける人のことを言います。
その為には『仮面ライダー龍騎』の世界に行き、ミラーワールドで他のライダーと戦いを続け、ライダーバトルに勝ち残り願いを叶えるしか方法はありません。
しかし現実でそれは不可能なので、承認欲求モンスターたちは、SNSワールドで日々戦いを続けています。
厚化粧や加工アプリで変身を行い、自分がいかに凄いかをアピールするための自慢を語り、しまいには人や店に迷惑をかけても注目を浴びたいと思い始め、優越感を感じる。
毎日、ほぼイキかけているでしょう。
果たして承認欲求の果てにあるものは何なのか?たどり着いた先に一体何を見るのか?
この戦いに勝ち残る人は誰なのか?
戦わなければ生き残れない!
以上、SNSで承認欲求が強い人が起こす気持ち悪い行動の特徴と心理の考察、を書かせてもらいました。
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