世界中で絶大な人気を誇る伝説の漫画『ドラゴンボール』。
「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて1984年51号から1995年25号まで連載されてきた。
単行本の発行部数は完全版(2000万部)を含み国内で1億6000万部以上、全世界累計で2億6000万部を記録。
今現在でも最新映画が公開され「vジャンプ」では「ドラゴンボール超」が連載されている。
30周年以上愛され続けている『ドラゴンボール』をこの世に作られた伝説の漫画家鳥山明先生。
今回は『ドラゴンボール』が表紙を飾ったジャンプを、鳥山明先生が語られたコメントと共に振り返っていこうと思います。
見ていきましょう。
1984年WJ51号
記念すべき第一回です、ここから伝説は始まりました!
通常、表紙デザインはジャンプのデザイナーさんの指定があるということです。
連載の初回ということでまだ内容が把握し切れていないと思ったらしく、この号は鳥山明先生自身がデザインされたと言います。
どんな感じの漫画なのかイメージを掴みやすいイラストにされたそうで、背景の円まではイラストで描いているそうです。
それ以外はデザイナーさんが担当されたそうです。
1985年WJ7号・19号・30号・42号・45号 1986年WJ7号
この辺りの表紙は、まだ方向性が定まっていないと語ります。
絵のタッチがまだ『アラレちゃん』や初期の頃というギャグ漫画を引きずっているタッチで、これは後半まで続いていくと語りました。
この頃鳥山明先生はバリ島に純粋に旅行として行かれたそうですが、島に魅力的な部分が多いと感じ、取材旅行みたいな感じで写真を撮りまくったそうです。
この後すぐ天下一武道会の流れになったので、写真を撮りまくった事が幸いし後の展開にとても役立ったと言われました。
1986年WJ12号・25号・37号・46号 1987年WJ8号・17号
1986年12号の絵は、ゲーム発売に合わせた指定の表紙デザインだったと言われます。
ゲーム自体は原作者である本人でさえ忙しくて遊ぶ時間は無かったそうです。
この頃はご自宅の居間のテーブルで仕事をしていたらしく、その時はいつも愛猫と一緒だったと言われます。
子供が生まれてからは、子育てのほうもきっちりとこなしており、オムツ交換やテレビもつけていたりと騒がしい中でもキッチリと仕事をこなしていたと語りました。
(ドラゴン大秘境 摩訶不思議かっとびアドベンチャー 1986年 9月27日 SCV 4800円)
(ドラゴンボール神龍の謎 1986年 11月27日 FC 5300円)
1987年WJ26号
表紙の絵を飾るというのは人気の証です。
しかし鳥山明先生は「嬉しいと言えば嬉しいのですが、正直少ない余暇がなくなってしまうのでテンションが落ちてしまうことがあった」と言われております。
そのテンションが落ちている絵を、今頃になって見てみるとやはり自分では分かるのか、反省しなくてはいけない所だと語られました。
正直言うと上手すぎてどこが反省しなくてはいけない点なのかが自分には分かりません。
1987年WJ37号・49号
もはやジャンプの目玉作品となった『ドラゴンボール』です。
435万部達成特大号で堂々の表紙を飾っております。さすがです。ドラゴン描くの本当に上手いです。
ピッコロのカラーは49号で初めて出たと言うことで、キャラデザインを考えていた時からイメージは緑と決めていたそうです。
鳥山明先生自身、本格的に悪くて強いキャラを描くのはピッコロが初めてだったらしくとても新鮮だったと語られます。
そしてこれは毎度言われていますが、クライマックスが近づくにつれて、「次の敵はピッコロより強さが上回らなければいけない」と言うプレッシャーがあったと語られました。
まとめ
今回は記念すべき第1回からピッコロ大魔王のカラーが初めて出た1984年WJ51号〜1987年49号までをご紹介しました。
自分の好きな作品の歴史を振り返るのはやはり面白いですね。
個人的にはやはりテンションが落ちていて反省しなくてはいけないと先生が言われていた部分が全く分からないです。
絵が本当に上手くて羨ましいですよ。
次回はこの続きを上げていこうと思います。
以上、ドラゴンボール 鳥山明先生のコメントを見ながら振り返る、ドラゴンボールのジャンプ表紙の歴史①を書かせてもらいました。
ドラゴンボールの世界を追体験出来るゲームと原作漫画等です。
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