はじめに
「引き寄せの法則」というのはご存知ですか?
調べたらすぐ出てきますが↓
「強く願ったり、信じたりしたものは実現しやすい」
「富を強く思えば富を、幸せを強く思えば幸せを引き寄せられる」
という考え方のことらしいです。
この「引き寄せの法則」を信じる人も世の中には沢山いて、実際引き寄せた人もいるらしいです。
ネットに転がっていた例
- 自分の好きな女優の顔に似たくて、「なりたい」と言い続けたら数年後その女優に似ていると言われるようになった。
- ずっと3000万という大金が自分に入ってくると信じて妄想していたら、本当に3000万が入ってきた。
- 好きな女の子の事を毎晩考えていたら、告白された。
今回は「引き寄せの法則」というのは実際どうなのか?という考察をしていこうと思います。
引き寄せの核心は確信
YouTubeに出てきた「引き寄せの法則」に関係する動画で言われていた言葉と例です。
引き寄せの核心は確信。
核心=物事の中心、本質をなしている大切な部分。
確信=かたく信じること。 信じて疑わないこと。 また、その信念。
つまり物事を引き寄せるにはどうすれば良いのか?
- 自分は何がしたいかを想像して、想像したことはすでに達成されたかのように日常生活を振る舞う。
(例)
1.宝クジで100億円手に入れたと思う。
2.この100億円をどう使うかを考える。
3.車を買い、趣味に使い、旅行して、家を買って等色々なことを想像する。
4.想像したことは全て現実と思い込む。何故なら既に達成した現実だから。
5.更に想像を膨らませる。
- 達成されたと自分で確信することは、その状態を引き寄せるから、達成された時の状態を自分に引き寄せるようになる。
簡単にまとめるとこうなります。
「自分の想像・妄想したことは全て現実と思い込み、全て達成したと思い込む」。
このことを自分自身で確信することにより、その達成した状態を引き寄せることになる。
後は世界が勝手に変わってくれる。
何故かと言うと達成しているから、達成した状態を引き寄せてくれる。
世界が変わらなくても関係なく、自分はもう達成している。
その気持ち、考え方が大事。
待ってても何も変わらない
YouTubeに出てきた「引き寄せの法則」に関係する動画で言われていた言葉です。
待ってても何も変わらない
自分がなりたい自分であると「確信」したうえで、「行動」をする。
ここでの「行動」の意味は、なりたい自分になる為に自分がとる行動と言うこと。
引き寄せの核心は確信で既になりたい自分になっているのだから、行動もなりたい自分になっていないと辻褄が合わなくなると言うこと。
現実は変わらなくても、そう振る舞わないと、確信することができなくなってしまう。
簡単にまとめるとこうなります。
自分の思い込みを実現したいのなら行動をしろ。
結局は自身の行動力
結局世の中、簡単には事は進まないと言う事です。
世の中上手い話と言うのは必ずありますが、自分の経験と判断と知識不足で上手い話に乗れないだけと言う事です。
- 自分は何がしたいかを想像して、想像したことはすでに達成されたかのように日常生活を振る舞う。
要は「妄想」をしろと言っています。「妄想」は悪魔で「妄想」です。
現実として振る舞うことはできません。
現実として振る舞うことができる人がいるとしたら、その人は「幸せ者」でしょう。
達成されたと自分で確信することは、その状態を引き寄せるから、達成された時の状態を自分に引き寄せるようになる。
目に見えない何かしらの力が働いているのでしょうが、目に見えない物は基本信用しないほうがいいでしょう。
「言霊」という言葉もありますが、そんなものありません。
人間が自分達の都合の良い方向に思わせる一つの事柄にすぎません。
自分の「願い事」・「達成したい事」があるとしたら「妄想」なんてしてる場合ではありません。
自分で「行動」しないとその「物事・事柄」は自分の手に掴み取ることは出来ません。
確かにコスパは良いです。妄想するだけですから。
しかしコスパだけで考えてしまうと行動力は落ちてしまいます。
待ってても何も変わらない。
この言葉が全てを物語っています。
現実逃避
今の世の中の大半の人間は、何かに縋り生きていると思います。
現実を受け入れたくない、希望が見えない、今この時が怖い等。
さまざまな負の感情が飛び交っている世の中です。
何かに縋らないと、現実逃避をしないと、今の世の中はやってられないのでしょう。
「引き寄せの法則」に縋る人もいる事でしょう。
妄想の世界は楽しいですからね。自分の思い通りの世界を楽しめますから。
でもこれただの現実逃避です。
結局は行動しないと現実何も変わりません。
引き寄せた人は?
では、実際「引き寄せの法則」で引き寄せた人はどうなのでしょう?
現実になっているので、現実逃避ではありませんよね?
答えは「自分が無意識の内に行動していた」・「そのことに関係する物事や事柄があった」だと思います。
物事や事柄というのは誰かの行動によって起こされます。
何もしなければ、何も起きないのです。何かをすれば、何かが起こるのです。
つまりは妄想に明け暮れているという訳ではなく、実際には自分や他人が「何かしら行動を起こしていた」か「誰かが関係した物事や事柄があった」ということだと思います。
- 好きな女優の顔になりたいと言い続けるだけで、その女優に似ていると言われる訳がありません。
(無意識にその女優に似るための化粧をしていたかもしれませんし、整形していたかもしれません。)
- 3000万が手に入ると妄想していたら、本当に3000万が手に入る訳がありません。
(遺産を相続したか、空からお金が降ってきたか、人を殺めて手に入れたお金かもしれません。)
- 好きな女の子の事を毎晩考えていたら、突然告白される訳がありません。
(清潔感を常に出してたから、勉強ができたから、金持ちだったから、人柄が良かったから等。)
要は、引き寄せとかそういう類のものではなく「行動していた」「物事や事柄」が起きていたということになります。
まとめ
「引き寄せの法則」というのはただの「妄想」です。
しかし今を生きる人達は負の感情で溢れているので、何かしらに縋ります。
「引き寄せの法則」も縋りたくなるであろう、そのひとつに当てはまります。
「引き寄せの法則」=「意味ない現実逃避」ですが、楽しく妄想して時間を潰せるので「コスパはとても良い」です。
そのコスパの良さ上に「行動力」を無くします。
しかし、ただ待っていても現実は何も変わらないです。
自分の「願い事」・「達成したい事」があるとしたら「妄想」なんてしてる時間はありません。
自分で「行動」しないとその「物事・事柄」は自分の手に掴み取ることは出来ません。
何もしなければ、何も起きないのです。何かをすれば、何かが起こるのです。
「引き寄せの法則」で何かしらを引き寄せた人は結果、「何かしら行動を起こしている」又は「誰かが関係した物事や事柄があった」ということです。
以上、引き寄せの法則とはただの妄想。意味ない現実逃避であり行動に移さず危険という考察。を書かせてもらいました。
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