はじめに
この世の中には強制的に、人間関係を作りざるを得ない場がいくつも設けられています。
保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、社会人生活。
この他にも習い事や親戚関係等。自分が生きている限り「人間関係」という厄介者は切り離せないのです。
他人と関わるのが好きという人もいれば、他人なんかと関わりたくないという人もこの世の中には多く存在します。
みんながみんな同じな訳がなく、1人1人考え方が違うのです。
しかし生きている限りどうしても切り離せないのが人間関係。
嫌いな人にとっては疲れる、ストレスの原因でしかなくこの心理状態が続くと自分がいずれ参ってしまう場合もあります。
今回はこの人間関係という他人との距離感やコツを紹介します。
人間関係に疲れ、ストレスに悩む人達
新しい「環境」「職場」「暮らし」「人付き合い」。
色々な場面をあなたは体験、経験していることでしょう。
しかしどんな新しい場面でも人間関係から逃れることは出来ません。
人間関係については様々な悩みがあります。
例
- 趣味・気の合う人が近くにいないので会話をする人がいない
- 先輩や同僚にいじめられている・仲間はずれにされている
- 周りの人が他人の悪口を言い合っているので気が滅入る
- 会話しているときの相手の顔つきが気になってしまう
- 理不尽なことばかり言われ、周りと意見が全く合わない
- 休憩時間中、周りの人の会話についていけないので苦痛に感じる
- 1人でいたい、1人で過ごしたい
この状況がすでにストレスや疲れの原因ですが、上手くコミュニケーションを取ろうとして
- 「そうだよね」「ありがとうございます」と同調する(思っていない)
- 周りの人と話を無理やり合わせる(めんどくさい)
- 相槌をする(てきとうに受け流す)
- 周りの興味ない話と合わせるために自分の時間を使いネット等で調べる(時間が勿体無い)
今現在でも自分の感情や心を押し殺して、無理な行動をしている人は多くいます。
この我慢や憂鬱は、あなたにとてつもないストレスを与えており、最悪病気や鬱になる可能性もあるのです。
家に帰って自分のプライベート時間でもこの人間関係の悩みは続きます。
学校や会社に行きたくない、全然眠れずに朝になり睡眠不足になる、食欲が湧かない等の負の連鎖に陥る可能性があります。
以下に人間関係というのがめんどくさいのかが分かりますね。自分と合わない人達と1日同じ部屋に過ごす事を想像しましょう。
多分ストレスに耐えれず、身体に痒み等の異常(蕁麻疹)が現れる事でしょう。
自分が学生の頃の話
自分は常に、自分と合わない人とは絶対に付き合わず話さないように心がけています。
それは自分が無理をすることで、自分の心が参ってしまうと分かっているからです。
働いている以上どうしても苦手な人と話さなければいけない場面が出てきてしまいますが、なるべく会話が早く終われるように報連相をしっかり端的に行うようにしています。(その人と一緒にいる時間が苦痛でしょうがないから)
逆に合う人とならばいくらでも自分の時間を使っていいと昔は思っていたのですが、一回だけ人間関係について深く考えさせられた経験があります。
中学生の頃クラスは違いましたがお互い趣味が同じだったことがキッカケで友達になった方がいました。学校が終わった後や休みの時は毎回、自分の家に呼んだり外で遊んでいた記憶があります。
学校が夏休みに入った時も、その友達とは毎日朝から外で遊んで、自分の家で晩御飯を一緒に食べ、夜中まで家でゲームやテレビを見て、時間を一緒に過ごしていました。ここまで来ると毎回ほぼ丸1日中その友達と一緒にいたことになります。夏休みのとある日からは、自分の親戚や近所の子供達も家に毎日来るようになり、ほぼ1人でいる時間はなかったと思います。
夏休み中盤ぐらいになってからの話です。
朝起きると体がとても痒く体中にブツブツが出来ていました。体調も悪くないし、体も別に疲れてないのに原因はなんだろうと当時は思っていましたが、今思えばあれはストレスからくる蕁麻疹だったのではないかと思っています。
いくら仲が良い友達、親戚、子供たちと楽しく遊ぶ時間を作れていたとしても、肝心の自分1人での時間を全く作れていなかったことで、もしかしたら心は疲れていたのかもしれないと思ったのです。
人付き合いはとても大事です。一緒に過ごす時間が楽しいと思える人、お互い気兼ねなく話せる人との縁は大事にしなければなりません。良い人間関係がそこにあると思います。
しかしそれ以上に自分1人の時間も大事です。人間関係が近すぎるのも何かしらのダメージがあるのもあもしれません。
仲がとても良い人と一緒に過ごす時間でも、あなたの心は何かしらのダメージを受けているのかもしれません。
人間関係は深めるな・距離感、コツについて
「人間関係」とは「信頼」です。
初めて会った人・知り合った人と友達や親友、深い関係になるまでには相当の時間を一緒に共にして、そこでやっと信頼関係を得ることが出来ます。
関係の浅い人にあなたの本心や意見を伝えたとしても、あなたの意見をまともに聞いてくれる訳がありません。
対人関係の相対で1番重要なのは家族・親友・恋人で、次にくるのが友人・親戚などです。
後は正直どうでもいい人達だと思います。あなたも自分と関係のない人達など、正直どうでもよいと思っていますよね?
世間はみんな仮面を被っています。
- あの人たちが可哀想だ
- そんなこと言ってはいけない
- 死んでいい人間なんかいない
等綺麗事ばかり言う人がいますが、それは無責任な人間です。恵まれているから言える言葉なのです。
学校、職場、SNS等で拡散されている痛い人や可哀想と思える人達。言葉ではいくらでも綺麗事が言えますがその人たちのことも、正直あなたはどうでもいいと思っている、もしくは一時の感情に振り回されているだけなのです。所詮自分に関係のない人達なのだから。何かを思うならあなたはそのことを解決するために行動するはずです。してないということは所詮どうでもいいと思っていると思います。
学校や職場の人間とも自分がその場にいるからなんとなく繋がっているだけで、多くの人の本音はお互いどうでもよい人と思っているはずです。
仲良くなろう、好かれたい、嫌われたくない、等の気持ちはあなたを不幸にし、みんなも不幸になるのです。
人間関係に疲れないようにするためのコツとしては、あなたにとって気の合う人や素晴らしいと思える人以外の人とは、なるべくドライな関係を持つようにしてください。
「学校の関係」「職場の関係」は所詮「学校の関係」「職場の関係」です。
そう思わない人とは別に家族、親友、恋人、友人、親戚のように付き合う必要は全くありません。
日本人は全員と仲良くしなければいけないという気持ちが強く出過ぎています。
そんなことは絶対に無理なのです。
まとめ
SNSで何かを発信している人に対して、すごい勢いで共感している人達も、信者みたいな人も多くいます。
しかし所詮はネット上の会話。実際その本人とは会ったことない人達だらけだと思います。実際1回でも会った事があるならまだしも、会った事がないとしたらなんと浅い関係なのでしょう。
ネットやSNSではその人のことが気に食わなかったり、嫌だなと思ったら攻撃したりアッサリその人との関係が切れるのに、なぜリアルになると人間関係のことについて怖いと思う人達だらけなのでしょう?
ひとつの答えとして、あなたはその人にとっての悪者になりたくないというのがあるのです。
ネットやSNSでは自分の本名も顔も分からない。なのでその人がどうなろうが知ったこっちゃないのですぐに関係を切れたり、攻撃することができます。
しかしリアルになるとどうしても人間関係というのが付き纏ってきます。自分は悪者になりたくないので嫌な気持ちになってでも、他の人とコミュニケーションを無理に取ろうとしたりするのです。
その気持ちを取り除きましょう。あなたがネットでやっている通り、リアルでもドライな気持ちで他人と接すればいいのです。
あなたにとって気の合う人や素晴らしいと思える人以外の人とは、なるべくドライな関係を持つようにしてください。これが適切な距離感でありコツになると思います。あなたはこれで気が楽になるでしょう。しかしそれと同時にあなたが他の人に嫌われるという可能性があることは覚悟しておかなければなりません。
どっちも上手くいくということはあり得ないということです。
以上、人間関係に疲れてストレスになるのは深入りしているため。距離感と円滑のコツについて、を書かせてもらいました。
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