はじめに
※物事を真に受ける純粋な心を持つ人は「こんな奴もいるんだな」と言う軽い気持ちで見ていってください。
今ではインターネットで当たり前のように使用されている用語「親ガチャ」。
誰が言い出したかは分かっていませんが、「親ガチャ」という言葉の内容は悲壮感が漂っています。
例
- 自分がチビ・デブ・ハゲ・ブサイクなのは親の遺伝子がゴミだから。
- 自分のやりたい事が全然出来ないのは親が低所得で金持ちじゃないから。
- 自分が過ごしている環境が悪いのは親が全ての原因。
要は生まれてくる際に自分で「親」を選ぶことが出来ないため、どの親の元で生まれたかによって自分の人生が「当たり・勝ち組」「ハズレ・負け組」と決まってしまうわけです。
子供の頃から過ごす環境がとても良く、自分のしたいことが何でも出来る子供。
子供の頃から過ごす環境がとても悪く、自分のしたいことが何も出来ない子供。
この「当たり」と「ハズレ」の差はとても大きく残酷です。
今回は「親ガチャ」の例を出しながら考察していこうと思います。
「親ガチャ」に当たったことにより勝ち組になれた人
「親ガチャ」に当たり、勝ち組と言われている人とはどういう人のことを指すのでしょうか?
例
- 親の年収がとても多い
親が金持ちならば、間違いなく子供はとても良い環境で過ごしているはずです。
自分が気に入った物があれば何でも買ってもらうことが出来て、自分がやりたいと思ったことは何でも出来るしやらせてもらえる。
子供に何かしらの才能があるのならば、その才能を開花させることが出来る環境も整っています。
- 両親共に高身長で本物のイケメンや美人
整形ではなく高身長で本物のイケメンと美人が結婚したならば、子供の顔もイケメンや可愛く、美人になることでしょう。身長に関しても高身長になることでしょう。
※たまに見かけますが両親がイケメン・美人に対して、子供の顔がブサイクな親子。
あれはどっちかが整形している。どっちも整形していると個人的に思います。
- 何不自由なく暮らしていける
例え金持ちの子供が働かず遊んで暮らすという選択を選んだとしても、金持ちの親は子供を甘やかし生活費を援助する可能性があります。
働かない子供は鼻くそをほじっているだけで、お金が親から入金されます。
これがまさしく「FIRE」(経済的な自立と早期の退職(リタイア))の理想系です。
- 生まれた場所が都会
自分が生まれた場所が都会ならば、それだけで勝ち組とも言えるでしょう。
田舎とは違い、都会は楽しいことに満ち溢れています。
新しいことの始まりは常に都会から広がり、大きなイベントは殆ど都会しかありません。
要は「親ガチャ」の「当たり・勝ち組」に当てはまる人は、子供の頃から過ごす環境が良くて何不自由なく生活出来る人ということです。
生活に困ったとしても親に頼めばお金を援助してくれる安心感もあるので、人生にゆとりがあります。
「親ガチャ」にハズレたことにより負け組になった人
「親ガチャ」にハズレ、負け組と言われている人とはどういう人のことを指すのでしょうか?
- 親の年収がとても少ない
親が貧乏ならば、良い環境ではないはずです。
自分が気に入った物があっても買ってもらうことは出来ず我慢をするしかありません。
自分がやりたいと思ったことも、お金がないのでやらせて貰えません。
何か才能がある子供だったとしても、やらせることが出来なければ無駄になってしまうでしょう。
- 両親共々チビ・デブ・ハゲ・ブサイク
「鳶が鷹を生む」という言葉がありますが、99%ないでしょう。
親がチビなら子供もチビ。親がデブなら子供もデブになりやすい。親がハゲなら子供もハゲ。親がブサイクなら子供もブサイク。
親から劣等遺伝子だけを受け継いだ、ただの搾りカスです。
- 不自由な暮らし
お金がないので何事にも制限が付きまといます。
親が貧乏だとしたら、生活費など援助して貰えるわけがありません。
自分の生活をするだけで精一杯になり、何の為に生きているか分からなくなる時も来るかもしれません。
- 生まれた場所が田舎
田舎など何もありません。
刺激もありません。
イベントもありません。
都会のイベントを堪能している人たちの感想を、ネットで羨ましく指を咥えて見ているだけです。
要は「親ガチャ」の「ハズレ・負け組」に当てはまる人は、子供の頃から過ごす環境がとても悪く不自由な生活であり、何事にも縛られている人のことを言います。
誰にも甘えられない環境に身を置きたかった
誰かに甘えることが出来ない環境に身を置くことで人間として成長できると考え、マンション暮らしを選びました。
自分の裁量で様々なことを決められるので、行動の選択肢が増えて視野が大きく広がりましたし刺激を感じています。
責任感が強くなり、精神的に一歩大人になれたような感じがします。
ある雑誌で、こうコメントした大学生がかつていました。
そんな環境に身を置くことについての意気込みや気迫が感じ取れるコメントになっています。
そのコメントの横には大学生の1ヶ月の生活費が書かれていました。
合計17万円の支出に対し親からの仕送りは13万円(1ヶ月)。
1ヶ月13万円も親から仕送りしてもらっています。親からの愛情が凄く甘えまくりです。
自分で稼いだバイト代は、カッコいいことを言っときながらたったの4万円。
これのどこが「誰かに甘えることが出来ない環境に身を置く」になるのでしょうか?
(※典型的な、言っていることとやっていることが違う人です。信用できない人ですね。)
「責任感が強くなり、精神的に大人になれたような感じがします」この言葉は笑いながら喋っていることでしょう。
生活にかかる全てのお金を、自分1人で出して生活している人にこんな状況見せ喋ったとしたら鼻で笑われます。
要は「親ガチャ」に成功した人の考えは、世間の考えとはズレている可能性があるということです。
それでもこういう生活をしている人は、実際世の中にはいるということですね。
「親ガチャ」を失敗したと思っている人は「親ガチャ」成功者を指を咥えて羨ましくみているしかありません。
ハズレ組は蚊帳の外です。
当たり組はハズレ組をゴミみたいな目で見ているでしょう。親に甘えた環境を与えてもらいながら。
「親ガチャ」について
「親ガチャ」の当たり、ハズレというのは実際あると思います。
生まれながら何不自由なく暮らしている子供、生まれながら不自由で何事にも縛りがある子供。
産まれたところが貧しい国、戦争が起きている国、金持ちばかりが住んでいる国、色々なことが関係しています。
これは決して平等ではありません。不公平です。
この事実があるのに「親ガチャ」など存在しないと喋り「批判」「否定」する人がいるらしいです。
存在しないなら「親ガチャ」という言葉が生まれることはなかったはずでしょう。
批判し否定する人達は自分の周りだけを見ていて、現実が見えていないのでしょう。
何故なら何かあったら助けてくれる人が近くにいる環境にいるのだから。
そういう人達は「親ガチャ」に当たり「悪い環境」とは無縁の人。しかし・・・
- 親が憎くて親を捨てた人もいます。
- 家にお金が無くて、泣く泣く進学を諦めた人もいます。
- 子供の頃から暴力を受け続けた人もいます。
- 親がいる実家に帰りたくない人もいます。
- 親に相談事が出来ない人もいます。
- 「子供を愛していない親なんていない」と自分の想像で語りかける人もいます。
「親ガチャ」に当たった人は
- 親を憎んだことはないのでしょう。
- 親の脛を齧り進学したのでしょう。
- 子供の頃から親に暴力を振るわれる世界とは無縁だったのでしょう。
- 親との仲が良く、愛されていたのでしょう。
- 裕福に生活ができていたのでしょう。
裕福で自分の好きなことをなんでもやらして貰える家庭に生まれ、思うがままに人生を進むことが出来た人だからこそ喋れる吐き気がするほどの綺麗事です。
「親ガチャ」失敗と思っている人にとっては、勝ち組の言葉は全て癇に障ることでしょう。
幸せに暮らしてこれた人には分からないのです。当たり前です。
自分の思うがままの人生を歩んでこれたのだから。
勘違いしてはいけない
「親ガチャ」に当たり、勝ち組として今まで歩んできた子供や大人の人は勘違いしてはいけません。
たまたま自分の運が良かっただけです。甘えられる環境に運よく生まれてきただけです。
所詮は親の脛を齧っているだけの甘ちゃん野郎なので世間的に見ては勝ち組ですが、1人の人間としては成長しきれていない負け組です。
あなたが今掴んでいる幸せは、別にあなた1人の才能ではありません。
どっちかと言うと親の力が85%でしょう。(言い過ぎないように調整しました。)
もし自分が今噛み締めている幸せを、他の人に自慢しているのならば笑止。
人間としてはゴミだと思います。無意識しているのならタチが悪いです。
関わりたくない人間であり、関わってはいけない人間です。
「ガチャ」ということはリセマラする方法はあるのか?
自分の持っている運が100%絡んできますが、方法としては「死ぬ」ことがひとつ挙げられます。
「生まれ変わる」「輪廻転生」という言葉があります。
意味としては、「人が何度も生死を繰り返し、新しい生命に生まれ変わること」
つまりは言葉としては存在するが、現実誰も説明することが不可能なことである「新しい親の元に生まれ変わる」リセマラ方法ということです。
しかし勘違いしてはいけません。「生まれ変わり」がもし本当にあったとしても絶対に「人間」として生まれてくるという保証がありません。
むしろ「生まれ変わり」など存在せず「無」になる可能性も否定できません。
1番最初に始まるガチャは、「脊椎動物ガチャ」「無脊椎動物ガチャ」になります。
- 哺乳類(人間・犬・猫等)
- 鳥類(カラス・ペンギン等)
- 爬虫類(トカゲ・ワニ等)
- 両生類(カエル・イモリ)
- 魚類(メダカ・マグロ等)
- 昆虫類(バッタ・蝶等)
- 甲殻類(カニ・エビ等)
- 原生動物(アメーバ・ミドリムシ等)
もし本当に生まれ変わりがあるのならば、まずは最上級のランクであるssr「哺乳類」を当てることから始まるでしょう。
「哺乳類」が当たったとしても今度は色々な種類がある中で、「人間」を当てなければなりません。
それを当てられた幸運の持ち主が「親ガチャ」の権利を得ることが出来ます。
何が辛いかと言うと長い道のりを歩き、やっとのこさ人間という最上級のランクを手に入れて今あなたはこの世に生まれてきたのに、「親」によって勝ち組、負け組が決まってしまう世の中です。
世の中上手い話はありませんし、上手くいくこともありません。
「運も実力のうち」と言うことです。
まとめ
「親ガチャ」にハズレて負け組と思う人もいます。「親ガチャ」に当たり勝ち組と思う人もいます。
否定し批判する人もいます。肯定し賞賛する人もいます。
簡単に言うと、お互いの「見ている」「見えている」現実世界が違うと言うことです。
これは残酷です。
お互い分かり合える訳がありません。
そして「親ガチャ」と言う言葉を使う人がいると言うことは、「親ガチャ」と言うのは実際世の中にあると言うことになります。
「くだらない」と思える人はきっと「親ガチャ」に成功した人なのだと思います。
自分の力ではどうにも出来ません。人生というのは最初から仕組まれています。
どのような状況に陥っているとしても、最終的に自分の身は自分で守らなければいけないのです。
自分で努力して悪いところから抜け出すのです。どうしてか?
以上、「親ガチャ」で決まる人生の当たりとハズレ。勝ち組と負け組の差が残酷についての考察。を書かせてもらいました。
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